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オーガニックコットンのはなし

 

人々に身近な素材として親しまれている綿ですが、実は綿栽培にはものすごい量の危険な農薬や化学薬剤が使用されていることをご存知でしょうか。綿栽培に使用される農薬の量は、世界のすべての農作物に使用される農薬使用量の11%(殺虫剤だけでは25%!)を占めているという現実があります。綿だけでです!しかも、使用される農薬は、毒性が強く危険なものばかり。収穫の際に葉を落とすため、枯葉剤が使われていることには本当にショックを受けました。
製品になれば残留農薬はほとんどないと言われていますが、この農薬や薬品の使用が、地球環境や農地周辺住民の生活に大きく影響するであろうことは言うまでもありません。
そこで、一切の農薬や化学薬剤を使わずに有機栽培される綿『オーガニックコットン』についてお話したいと思います。
まずは、それぞれのコットンの栽培から加工まで、どのような薬剤が使われているか、大ざっぱですがまとめてみました。

 

■栽培
種の段階で防虫剤を、植え付けてからは除草剤、虫を駆除する農薬、発育をよくする化学肥料が使われる。
■栽培
化学肥料の代わりに有機肥料、除草剤の代わりに人の手による除草作業、農薬の代わりに昆虫などによる害虫駆除。


■収穫
綿の実がはじける頃刈り取られるが、葉や茎に葉緑素が残っておりそのままでは白い綿に緑のシミがついてしまい価値が下がるため、枯葉剤を空中散布し、葉や茎を枯らして刈り取る。
■収穫
葉や茎が自然に枯れるまで待つ
■加工
糸や生地にする際は、糸切れを防ぐための化学糊、染色しやすいようコットン本来の油分を取り、化学染料・防縮加工材柔軟仕上げ剤などが使われる。
※全部で1700〜1800種類以上の化学薬剤が使用される。
■加工
糸切れ防止には、機会のスピードを落とし、化学薬剤の代わりには、蜜蝋澱粉糊菜種油果汁などを使用する。
◎メリット
・大量生産のコットンは、オーガニックコットンよりも30%生産量が上がる。

×デメリット
・生産する農民が農薬や化学肥料に費やす金額は、収穫で得られる収入の50%にもなる。そのため農薬・化学肥料購入のために多額の借金をしなければならない。
・化学肥料に頼ると、ひ弱な作物しか育たないので、害虫が大量発生すると作物が全滅する。
・使われる農薬が、生産者のみならず地下水や空気を汚染し、子どもたちの体をも蝕んでいる。
・大量生産ができ安価だが、実は国庫補助金や農薬の規制やテスト、有機廃棄物処理や清掃、環境被害対策といった隠れたコストを国民が負担しなければならない。
◎メリット
・自然界に近い環境で育てられるので、害虫が発生しても被害は一部で食い止められる。
・農薬や化学肥料購入のための借金は必要ない。
・環境や人体にやさしい。
・隠れたコストが少ない。

×デメリット
・手間がかかり、重労働。
 
 
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